ジャムとペーストのhocoro Blog
2022/01/15 06:57
花梨とりんごのジャム、ついに!
突然ですが、花梨のジャムって見たことありますか?どんな味だと思います?じゃあ、香りは?
花梨のジャムの色は、なんと赤色。香りは、くだものというよりは花のような、ふんわりと芳しい香りです。レースのフリルが似合いそうな香り…と言うとかえってわかりにくいですかね。のど飴のパッケージで見る印象とはだいぶ違うなという感じです。
そんな花梨をりんごと一緒にジャムにしました!花梨の花のような香りに、りんごのさわやかな甘味とほのかな酸味を掛け合わせると、なんとまるでいちごのジャムのような味わいに。かといって強く主張するような派手さはなく、柔らかく上品な香りがじんわり沁みるおいしさです。
ジャムの色は花梨からの色。
ジャムの色を見ると、あぁりんごの皮も入れたのねなんて思われるかもしれません。でも入れてないんです。りんごは果肉のみ。ジャムの赤色は、花梨から出た色。
本当ならりんごの皮も入れたかった…。栄養価から考えても入れたほうがいいんです。でも、完全無農薬あるいは完全有機栽培のりんごは広く出回っておらず、かなり貴重です。もし入手できたとしても、とてもとても高いジャムになってしまい、販売なんて到底無理。
だから、りんごは減農薬栽培されたものを、皮を剥いてつかっています。いつか完全無農薬のりんごを皮ごとつかえるように、技術的に安定して栽培される日を夢見ながら…。あ、でも、花梨は無農薬栽培されたものをつかっています。
栄養は?
まずは、花梨に含まれる薬用成分アミグダバリン。この成分は加熱や加水することにより、抗菌作用のあるベンズアルデヒドに変化します。その抗菌作用のおかげで、咳を止めたりのどの炎症を抑えたりできるのです。
食物繊維も豊富です。花梨には水溶性食物繊維が、りんごには不水溶性食物繊維が多く含まれるので、腸内環境を整える効果も期待できます。ヨーグルトに入れたら、乳酸菌のはたらきで相乗効果も!
ほかには、花梨にもりんごにも多く含まれるビタミンC。効果は、免疫力向上、疲労回復、老化防止、ガン予防など、とても有名です。でも案外知られていないのは、ビタミンCは「体内で合成することも蓄積することもできない」という特徴かもしれません。そのため、こまめに摂取することが大事。ジャムだけで美肌!なんてのは無理だと思いますが、こまめな摂取には役立つはずです。
また、花梨に含まれるポリフェノールの一種がインフルエンザウイルスを抑制する強い効果があることが近年報告されています。おいしく食べて体調管理もできるなら、これこそまさに一石二鳥ですね。
だったら、何と合わせて食べる?
ジャムの王道の食べ方、トーストはもちろんですが、ヨーグルトに入れるのが特におすすめです。
赤いキラキラとした輝きと、いちごのような、でもどこかふんわりとした優しい味がよく引き立ちます。ちょっと頑張ってみようかなと思われる方は、ぜひ水切りヨーグルトやクレームダンジュをつくって一緒に味わってみてください!
他には、紅茶に入れたり、炭酸水で割ったりすると、花梨独特の花のような芳しい香りを満喫できておすすめです。
いろんな楽しみ方を見つけてくださいね!